空調や換気といった、建物に空気を入れる・
建物から外に空気を出すための通り道を
「ダクト」といいます
ダクトは機械・設備のみで作られるものではなく、最終的には“人の手”で加工・組立され、現場に設置されます。よって、わたしたちは①まず自社工場でダクトを作り(ダクト製作)、②各現場へダクトを搬入し、ダクトを建物に取り付ける(組立・設置)、ダクトの製作と設置工事という2つの仕事を扱っています。
ダクトは、天井の裏などにあることが多いので、日常ではあまり目にすることが無いかもしれません。わかりやすい場所では「焼肉屋さん」で、ダクトを見ることができます。肉を焼く際に出る「煙」を吸い込み、「ダクト」を通じて外へ排煙されます。このようにダクトは、実は皆さんの生活でも身近に存在しています。
気流では、北は名護から南は糸満、そして離島に至るまで、沖縄県内の米軍基地や自衛隊基地、小中高校、公立・民間病院、大型商業施設、リゾートホテルなど様々な建物の「ダクト工事」を行っています。既存のお客様は勿論のこと、新規のお客様にも、省エネや新技術のご紹介・情報発信や新たな提案を行っています。近年はこれらの取り組みの成果が見られており、工事のご依頼も安定的に増加しています。
ダクトは「加工管」と呼ばれます。工場で製作したダクトは、一つひとつが現場に合わせて作る「オーダーメイド」品です。また、工事現場ではダクトを切って短くするなどの加工はできないため、必要なダクトは全て、工場で準備・製作して、現場へ搬入することとなります。なので、工場ではまず、現場の図面に合わせてダクトの設計図(製作図)を作り、デジタルデータ(CADデータ)をソフトへ入力し、プラズマ切断機で必要素材を切り出します。それらを、板金加工機にかけ、手作業でダクト部材を組立てていきます。
気流では、全ての社員が、まずダクトの製作を経験し、どのようなダクトの種類があり、どうやって作られているのかを経験した上で、ダクト製作のプロフェッショナルになるか、設置工事の現場職人になるか、本人の希望や成長に合わせて進んでいただきます。現場でのダクト設置工事については、工場で製作したダクトを、施工図を基に設置・接続作業をします。ダクトと言っても、どのような建物で使用するのか、どういった素材で製作したダクトなのかによって、ダクトの取り付け方も変わってくるため、ダクトの設置工事を担当する人間は、ダクトの知識が必要となります。
中には、工事の最中に、工場へダクト製作の追加発注などをお願いすることもあり、現場判断で寸法なども新たに指定することもあるため、ダクトの知識が無いと難しいのです。なので、気流では、まず工場で製作から覚えてもらい、ダクトの知識を養ってもらった上で、現場での設置工事の道へと進んでいただきます。
気流がダクト工事会社として自信を持っている点は
以下の3点です
すでにご紹介した通り、創業以来、沖縄県内の様々な建物のダクト工事に携わっています。用途も種類も様々な建物ばかりですが、共通するのは大型施設であったり、多くの方々が利用するものであったりと、「確かな技術」を要する工事ばかりです。技術力があり、大きな工事を担当できる人数が在籍し、何より経験豊富な技術者が多数在籍していることは、当社の強みです。
県外の会社ではダクト製作の工場だけ、もしくは、ダクトの設置工事を行う施工人員だけ、しか持っていないという会社も多いです。しかし気流では、ダクトの製作と設置工事、両方の人員と設備を持ち、製作から工事まで一気通貫で対応できる点が強みです。
気流では3DCADと呼ばれる、3次元の設計モデル(立体の設計図)でダクトの施工イメージから、一つひとつのダクトの組み立て図まで作成しています。これにより、今まで以上に精密なダクト製作ができ、作り直し、設計のし直しといった手戻り(ロス)が少ないことが、強みとなっています。